2008年11月17日月曜日

食欲の秋になりました!!

はじめまして☆

ようちえん給食 栄養士の菱沼です。

今だに上手く「ひしぬま」と自分の苗字が言えない主婦歴2年のママです。



突然ですが・・・

果物のおいしい季節のなりましたねー

リンゴに梨に柿。。。

目の前にあると皮を剥くのが面倒だと思いながらも

ついつい手が出てしまいます=3

もうすぐ1歳になる子どもも果物が大好き!!

すりおろしたリンゴは嫌で、私たちが食べているリンゴをおねだり。

フォークに刺さったリンゴを持って満面の笑み(*^-^*)

6本しかない歯で一生懸命ほおばってます。



そんな今が旬のリンゴの栄養は・・・

リンゴに多く含まれるペクチンが便秘改善に良く、

さらに腸内の乳酸菌の生育を促すので下痢の時に

すりおろして食べると有効です★

お腹の弱いお子さんにもいいかもしれませんね!!

ウチの子は逆に食べ過ぎて消化不良↓↓

量に気をつけて食べればとっても体に良い果物です。


旬の食材こそ栄養が高いので、皆さんすすんで食べましょう☆★

2008年11月11日火曜日

食の安全について

近年、食品に関する事故や事件が相次ぎ幼稚園様や保護者様におかれましては大変な心配事となっており、弊社の給食弁当に対しても不安があるとお察しいたします。つきましては、食の安全に対する弊社の取り組み及び考え方についてご案内いたします。

1.原料・材料の産地及び仕入について

①お米・・・生産地・宮城県大崎地方 品種「ひとめぼれ」100%

②野菜類・・・地元産を主に減農薬栽培品を使用(冬季は全国区)

③調味料・・・食品添加物含有の調味料は使用しておりません。

④食品添加物・・・食品保存料・化学調味料・化学甘味料・化学着色料等。ただし材料そのものに含まれている場合は除去が不可です。弊社内においての調理加工に関しては一切使用していません。また仕入れの際は可能な限り添加物不使用の材料を仕入れしています。

⑤加工食品類・・・主に冷凍加工食品・惣菜加工食品が該当します。「フライ加工品・ミンチ加工品・水煮・佃煮等の袋物」  弊社では、可能な限り国産品の使用に努めていますが、安定仕入と価格の問題があり現状では中国産が50%を超えています。原料一次加工が中国で、製品化が国内ですと製品は国産になりますので、それらを含めると比率はさらに高いものとなります。ご承知のように日本では食料自給率が39%で約60%は外国から輸入しています。その内、加工食品や冷凍食品については70%が中国からです。日本の食品メーカーが中国に工場進出して現地生産する場合と、中国企業と合資会社で現地生産する場合が主流です。日本国内に流通している中国産食品は大半がこれに該当します。(中には中国企業が生産して商社が買いつけ、国内販売をする商品もあります)

2.中国産の仕入基準

①日本メーカー(ニチレイ・日水・味の素等)の中国産及び日本メーカーとの合資会社で生産された製品。

②生産工場に検査機関(細菌や残留農薬等)が常設されている工場の製品。

③安全衛生管理システム(国際HACCPの認定工場)を取得している工場の製品。

④現地工場の常時視察が可能な工場の製品。「本年度6月・10月に計6工場の視察をしてきました。弊社の仕入品はすべて山東省に立地する工場からです」

3.社内に於ける安全に対する取り組み

①国内・外を問わず万一の場合に保障が可能なメーカー及び、商社が取引の条件

②納品後の材料チェック「形状・鮮度・温度・臭い・賞味期限」の検品の実施

③食材保管のリードダイムは要冷凍・冷蔵品が24H・常温品48Hを目安に廃棄処分

④当日のチェック、調理前食品の「味・臭い・色・形状」の検食実施。調理後食品の「味・臭い・色・形状」の検食実施と記録保管

⑤当日の余剰材料はpm1時に廃棄処分

⑥食品衛生法規定による14日間の弁当保管義務の実施(専用ストッカーが必要)

⑦自主検便検査(月1回)の実施 「法規定は年1回」

⑧弁当の細菌自主検査(抜き打ちで月1回)の実施 「法規定は年1回」

⑨使用材料の安全確認のため、メニュー構成から幼稚園への配布までのリードタイムを60日間設けて使用材料の安全確認を実施

4.社内の衛生に対する取り組み

①弊社の衛生マニュアルに基づき工場入室前チェックの実施

②作業従事者から3名の衛生係を選任しルール監視員を設置

③衛生係の衛生講習と従事者対象の衛生勉強の実施(月1回)

④更衣室・準備室・工場内に衛生手順(消毒・手洗い等)の表示

⑤調理室・生産室・保管室に必要な衛生ルールを表示

⑥当日使用の器具機材の全てを殺菌消毒の実施と記録保管

⑦手袋は使い捨てとし他の食材・器具類に触れた場合の交換ルールを実施

⑧エプロン・長靴・帽子・白衣等は2セット貸与し連日着用の禁止

⑨マスクの使用義務と退室毎の交換を実施(使い捨て)

5.仙台HACCPの認証取得について

平成19年1月10日に取得しました。(県内同業者第一号) 食の安全衛生管理システムの基準で国際HACCP基準をベースに仙台市が独自に制定した安全基準です。食の安全衛生を①食材の生産・流通から納品までの管理(トレーサビリティー)②施設内での調理加工から製品出荷までの管理③作業従事者の衛生管理についてルールとチェック項目を設け安全性を高める為のシステムです。

細菌感染の防止や汚染の拡大防止等、安全を確保する為に数々の検査基準やチェック項目が設けられ、全ての記録保管が義務付けられています。この制度は、取得する事より厳守継続する事が重要で食を提供する事業所の安全性を高める為に必要な制度ですが法的には強制されるものではございません。食の提供事業所の安全性のレベルアップを図る事を目的に創設された制度です。

弊社に於いては取得後そのシステムを運用することでより具体的で実践的な安全衛生管理ができる状態となりました。

以上、弊社に於ける食の安全衛生に対する取り組み事項と考え方についてご説明をさせていただきました。今後につきましてもさらに安全衛生に対し精進する所存でございます。

ようちえん給食㈱
代表取締役社長 塚本實